航空会社「ANA」の特徴

ANAの塗装

飛行機にはそれぞれ航空会社によって、様々な塗装がされていますよね。日本を代表する航空会社「ANA」の飛行機にも、様々な種類の塗装がされています。

 

ANAのシンボルカラーは「トリトンブルー」、青色です。「トリトン」は、嵐を鎮めて船の運航を守っていたとされる神様のことです。ANAでは海と空の違いはありますが、「安全」を守るトリトンの名前を掛けて、シンボルカラーをトリトンブルーと名づけたのです。

 

飛行機の塗装も青色系で統一されています。初代の塗装は白色をベースにして紺色のラインを引き、上下に赤いラインを引いてあるものでした。

 

2代目の飛行機では、窓のラインと垂直尾翼がスカイブルーに塗られ、垂直尾翼から機首、屋根の部分までスカイブルーのラインが引かれていました。

 

このスタイルはモヒカン刈りに似ていることから、「モヒカンジェット」と呼ばれていました。1969年から1989年までの20年もの間運航されていました。

 

3代目のスタイルが、現在のスタイルとなります。青色のラインの下に水色のラインが細く引かれています。両側面にある社名も変更され、「全日空 All Nippon Airways」から、現在の「ANA」となっています。

 

2代目のモヒカン塗装はANAのデザインの中でも人気スタイルで、2009年12月から2013年までの期間限定で復刻されることが決まっています。

 

「ボーイング767-300型」中型ジェット機の塗装をはがし、再塗装して造られました。羽田・宮崎線、羽田・鹿児島線などで運航される予定です。モヒカンジェットをもう一度見たいという方は、是非この機会に利用してくださいね。